無料は無料じゃない。

婚活について書いて行くうちに、なんというか、言葉の一人歩きの怖さと、勘違いの多さに驚くことがあった。

この間のNさんの例でいうと、まず、白河桃子は有名だが、山田昌弘を知らない。これでまず、原典に当たっていないことがわかる。次に、結婚したかったら、婚活なんてするべきじゃないというセオリーそのものを知らない。これも本人達のインタビューなりなんなりに当たればわかることである。とかく、スタート時点から間違っているのである。これでは結果が見えている。

別にNさんだけが悪いわけではない、多かれ少なかれ,他の領域でも同じようなことは起きている。ノマドしかり、シェアハウスしかり。結局、マスメディアと匿名の情報、「空気」に踊らされているだけなのだ。αブロガーのいうことだから、はてなで有名だから、でなぜ信じることができるのだろうか。実名で話しているのならば、話はかわるが、なぜ匿名の情報を信じることができるのか。すこし考えれば分かる事である

基本的に、情報には金がかかる。人件費や取材費はもとより、それを流通するためのコストもある。Web化によって、そのコストは大幅に下がったが,それでも、それなりのものを書くには,それ相応の教育が必要である。「5分で書き上げた記事」は厳密には「その人の人生+5分」なのである。もっといえば、その人が人生を費やして,過去の文献やデータを読み込んだものが存在する場合,「人類の叡智+その人の人生+5分」なのである。

それなりにコストを負担しないと、享受できないはずの情報が、なぜ無料で公開されているのか、公共放送や研究機関のように、公的な支援を受けた団体が公共の利益のために公開している場合は、コストを自身もしくは他者が負担しているため、そこに第三者の利権が絡みにくいという傾向があるため、ある程度信頼たるものである。また、学問のように人類に公的な意味で貢献する分野の場合,そのチェックの厳しさと再現性ゆえに信頼しうるものが、格安あるいは無料で手に入ることが多い。(最も,STAP細胞事件で信用がた落ちであるが)

無料であるということは、それなりの理由があるのだ、マスメディアの場合は、スポンサーを通して「我々が」お金を払っていることになる。その場合でも直接的な金主はスポンサーと広告代理店である。だから電通批判をする本は雑誌記事にすら載らない。それでも本間龍さんの「電通と原発報道」は売れたわけだからすごいことだが。基本的にただほど高いものはないのである。

しかし、確かに日本語だと、歪みの少ない情報を得る事はすごく難しいのかもしれない。今の所,週間金曜日とサイゾー,ビデオニュースぐらいしか思い付かないというのがつらいところである。あとは東京新聞か。

欲望は操作されうる。コントロールされるほうが楽なのかもしれないが、夢から醒めたときに感じる痛みはいかほどか。

 

 

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