食生活改善とエートス(行為態度)

  • ドクターストップがかかったので、禁酒と食事制限を始めた。食べないのではなく、食べる物を変えた。具体的にはご飯を茶碗一杯として、豆腐一丁とトマト二つを頂く。サラダを中鉢にして頂く、みそ汁やスープを作っておいて,海草類を入れて頂くなどである。
  • 区役所で無料栄養相談があったので、予約して行ってみた。健康増進運動は、長期的には医療費の削減になるので、行政としても推進しているのだろう。国民健康保険が破錠しかかっている理由の一つに、民間の保険組合がやっているような禁酒禁煙、食生活改善や運動促進を全くといっていいほどやっていないことが主たる原因の一つと言われている。多少は変わり始めているということかな。
  • 栄養士さんに現状と血液検査の結果を話して,上記の食生活の改善と、ウォーキングの効能を説明してもらい、栄養学的に適切な食事制限を立てることができた。一週間は続いているので、このまま続けたい。年齢もあるので、効果はすぐ出るだろう。山登りの準備も兼ねているので、楽しんで継続していきたいと思う。
  • 日本人の三大疾患は、がん、心疾患,脳梗塞だそうな。がんや心筋梗塞はともかく、脳梗塞はある程度予防できるので、今から改善していきたい。
  • こういうとき、健康や若さ,環境というのはとてもアドバンテージになるものだなと思う。仕事や家事、学業が忙しいのは痛いほどわかるが、病気になってしまったら仕事も何もない。普通に呼吸ができて、外出し、会話や読書ができることは、本来、奇跡に近いものかもしれない。日本人のエートス(行為態度)として、既成の前提を疑うことなく、そのままあたりまえのものとして受け入れ易いところがあるが、それは「たまたま」そうなっているだけだということを忘れがちになるところがあるのかもしれない。前提を疑い,そのまた前提を疑うこと。近代を生きる私たちに求められているのは、そんな視点なのかもしれない。支店かつ始点。部分から全体へ。全体から部分へ。何ともポストモダンな世界である。