The Imitation Game

Alan Turingの映画、The Imitation Gameを観てきた。予告編はこちら。

http://theimitationgamemovie.com/

SEPのTuringの記事。哲学的面を中心に書かれているので、映画とは若干ポイントがずれているが、気になる人はWikipediaでも参照してほしい。

http://plato.stanford.edu/entries/turing/

チューリング・マシンやチューリングテストでその名を聞いた人も多いだろう。Benedict Cumberbatchの名演が光る良い作品だった。

弟から映画のチケットをもらったので、行ってきた。もともと観たい作品だったのでラッキーである。

たまには英語だけで理解しようと思って、あまり字幕に頼らずに楽しんだのだが、字幕では元セリフの言い回しの妙や、独特のチューリングのどもりなど、いい演技がそぎ落とされてしまう。使われている言葉もそれほど難しくないので、是非とも英語に集中してみてほしい。

以下多少のネタバレ。といっても、事実に基づく作品なので、一度でも彼の生涯について学んだことがあればわかってしまうことなのだが。

物語は1952年のチューリング邸に空き巣が入ったという報告から始まる。そして1952年の拘置所での独白から、物語は過去へとワープする。

個人的にぐっときたのは、チューリングの設計した「クリストファー」をコマンダー(字幕では中佐だったかな?)が止めろと命令したシーン、チューリングをクビにされそうになった時に、同僚が「それなら自分もクビに」といったシーンだろうか。あまり分析が固まっていないので、いい文章が書けないが、印象的なシーンだった。天才は無理解ゆえに周囲の人間からは理解されにくい。しかし、何かプロジェクトを成し遂げる上では、必ず他者の協力と折衝が必要となる。チューリングがもう少し遅く生まれていたら、あの様な悲惨な最期をとげる必要はなかっただろう。

民衆は偉大な才能を待ち望む、しかし、ひとたびその才能を持つものが現れると、人々は依存し、果ては崇拝の対象にした上で、引き摺り下ろそうとする。これほどまでに才覚というものは、浪費されうるのか。だが、大英帝国は間違いなく彼らを使いこなした。その最後が、人間的かどうかは別として。

広告